杏林製薬は24日、マイクロ流路型遺伝子定量装置「ジーンソック」を用いた新型コロナウイルス検出試薬「SARS-CoV-2 GeneSoCER杏林」を新発売した。新型コロナウイルスを15分程度で検出することが可能となる。
同試薬は、産業技術総合研究所と共同で開発し、昨年11月に上市したジーンソックを用いることで、新型コロナウイルスの検出に15分、前処理時間を含めると約45分で検査結果を得られる。従来のPCR検査は、検体が検査センターに運ばれる工程も含めて、結果が判明するまで数日かかっていたが、検査を受けたその場で検査結果が得られる。少量の検体を迅速に診断することに適している。
生産体制については、1カ月に装置100台、試薬数万テストの供給を見込む。