薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会の安全対策調査会は15日、持ち回り審議で、日本新薬の肺動脈性肺高血圧症治療剤「セレキシパグ」(販売名:ウプトラビ錠)とサノフィの抗血小板剤「クロピドグレル硫酸塩」(プラビックス錠)の併用について、添付文書の「禁忌」の項目から削除することを了承した。厚生労働省は、今月中に添付文書改訂を指示する通知を製造販売業者に発出したい考え。
審議に参加した5人の委員全員が添付文書改訂に賛成したが、伊藤清美委員(武蔵野大学薬学部薬物動態学研究室教授)と舟越亮寛委員(亀田総合病院薬剤管理部長)は、出血等のリスクを避けるため、併用時にはセレキシパグの減量を行うべきと指摘した。
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