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薬局経営にも打撃

2020年05月22日 (金)

◆新型コロナウイルスの感染拡大は薬局経営にも打撃を与えている。日本薬剤師会の緊急調査では、4月の技術料収入が前年同期比で約2割落ち込んだことが分かった。今後さらなる収益の落ち込みも予想されている。不要不急の外出自粛要請が医療機関の受診抑制や長期処方の増加につながり、来局者の減少が収益減に直結した格好だ
◆感染拡大のペースが落ち着いてきたとはいえ、第二波、第三波の到来を考えると、受診回数が増えたり長期処方が減ることは考えにくい
◆長期処方が増えている状況で薬局薬剤師がすべきことは、電話等で直接、症状の変化を確認することだ。体調に変化が見られた場合は医療機関を受診するよう伝えることも必要だろう
◆これらは改正薬機法に盛り込まれた服薬期間中の患者フォローで、前倒して行う必要がある。コロナ禍でも地道な取り組みを続けていれば、業務の見える化や患者満足度の向上につながると期待される。有事の時こそ、薬の専門家としての職能をどう発揮できるか突き詰めて考えてほしい。



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