米イーライリリーは、成人の新型コロナウイルス感染症患者を対象とした経口JAK1/2阻害剤「バリシチニブ」(製品名:オルミエント)の国際共同第III相試験を開始した。欧米、ラテンアメリカで実施し、数カ月以内で結果が得られる見通しだ。
同試験は、組み入れ時に少なくとも1種類以上の炎症マーカーの上昇があり、侵襲的機械換気(気管挿管による人工呼吸)を必要としない患者400人を対象とした無作為化二重盲検プラセボ対照試験。バリシチニブ4mgを1日1回投与し、投与開始から28日までに死亡または非侵襲的換気、侵襲的機械換気を必要とする患者の割合を検証する。バリシチニブを14日間、もしくは退院するまで投与する。
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