製品評価技術基盤機構(NITE)は26日、新型コロナウイルスに有効な消毒法について、新たに2種類の純石けん分と有効濃度35ppm以上の次亜塩素酸水が有効との最終報告をまとめ公表した。議論を呼んでいる次亜塩素酸水の有効性をめぐっては、北里大学の検証でウイルス不活化が認められず、検討委員会において検証を継続していたが、最終的に「濃度の濃い」次亜塩素酸水を「十分量」使用することにより、新型コロナウイルスの消毒に有効と結論づけた。
NITEは、新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、家庭や職場におけるアルコール以外の消毒法の選択肢を増やすため、4月に検討委員会を設置。消毒法の有効性について評価を進めてきた。
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