日本薬剤師会は24日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う薬局経営への影響を把握するため、208軒を対象に行った調査結果の速報値を報告した。それによると、5月分の処方箋受付回数は前年同月比24.3%減、調剤報酬が11.6%減と二桁の落ち込みを示していることが明らかになった。調剤報酬のうち、技術料は18.8%減と約2割の減少となり、薬剤料(特定保険医療材料料を含む)は8.9%減と、経営状況がさらに悪化していることが分かった。
調査結果では、4月の処方箋受付回数が前年同月比21.4%減、調剤報酬が6.4%減、技術料が15.0%減、薬剤料が3.3%減となり、全てにおいて減少傾向にあることが浮き彫りになった。
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