膣カンジダの再発治療薬「メディトリート」を10月に発売”ミコナゾールをOTCに転用 大正製薬

2008年9月22日 (月)

メディトリート
メディトリート

 大正製薬は、OTC医薬品では初めてとなる坐剤タイプの膣カンジダ再発治療薬「メディトリート」を10月1日から新発売する。有効成分のミコナゾール硝酸塩を医療用医薬品と同量含有している。1日1回1個を膣深部に挿入し、6日間連続使用することで、高い有効性が確認されている。

 メディトリートは、「膣カンジダの再発」を効能に持つ第一類医薬品。滑りがよい小型の坐剤で膣深部になめらかに挿入でき、体温により素早く溶解し、有効成分のミコナゾール硝酸塩が膣内に広がってカンジダ菌を殺菌する。税込み希望小売価格は6個入り2980円。初年度は6億円の出荷を目標にしている。

 カンジダ菌は、健康な女性でも皮膚、口中、消化管、膣に存在する。かぜや疲労、ストレスなどで免疫機能が低下した場合などに増殖し、おりもの、かゆみといった不快な症状を引き起こす。

 同社の調査によると、女性の5人に1人が膣カンジダを経験しているという。疾患に対する知識では、25%がよく知っている一方、30%は全く知らないという実態があることも分かった。1度発症した人の半数は再発するといわれており、実際に膣カンジダの通院経験者は、20%が1年以内に再発している。

 患者数は、カンジダ症状のある人が1200万人、そのうち自覚者は760万人、通院者は710万人、この1年間に症状の出た人が220万人と推定されている。同社は年間使用者数を130万人と推定しており、メディトリートの価格を3000円とした場合、市場規模は約40億円になると予想している。

 製品の発売に先立ち、11日からはメディトリートのブランドサイトがオープンした。サイトでは膣カンジダの解説や製品紹介のほか、セルフチェックシートのインプットフォームも設けている。自宅のパソコンで、購入できるかどうかを事前にチェックし、プリントアウトしたセルフチェックシートを薬局・薬店に持参する仕組みを採用するなど、店頭での対面販売へ、スムーズに誘導する工夫も行っている。

 そのほか、膣カンジダについて分かりやすく解説した小冊子を店頭に提供し、薬剤師が短時間に充実した情報を提供できるようにバックアップする。そのほかテレビCMや雑誌等の広告も、10月から開始する予定だ。

 膣カンジダ再発を目的とするOTC医薬品としては、ロート製薬がイソコナゾール硝酸塩を有効成分とする「メンソレータムフレディCC膣錠」を4月に先行発売している。今後はメディトリートとの間で、熾烈なシェア争いが繰り広げられるものと見られる。




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