武田薬品は、米バイオ企業「ノババックス」が開発する新型コロナウイルス感染症ワクチン候補「NVX-CoV2373」について、国内の開発・製造・流通に向けた提携に合意したと発表した。厚生労働省からの助成金約301億円で設備投資を行い、同社の光工場(山口県光市)で年間2億5000万分の製造能力を整備するとしている。
武田とノババックスの提携により、ノババックスが武田へワクチンの製造技術の使用許諾と移転を行い、同ワクチンに添加するアジュバント「Matrix-M」を供給する。武田は、厚生労働省の「ワクチン生産体制等緊急整備事業(第一次公募)の事業者に採択され、「NVX-CoV2373」の国内申請業務と製造・流通を担う。
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