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日本ホームセンター研究所(HCI、東京都港区)は、2009年版の「ドラッグストア名鑑」を発行した。それによると、7月末現在のドラッグストア(売り場面積90坪以上)の市場規模は、前年比で7・4%増の3兆3653億円、店舗数は6・1%増の8566店と、引き続き拡大傾向にあることが分かった。
HCIでは調査の便宜上、ドラッグストアを「屋内売り場面積90坪以上」と定義し、毎年継続的にアンケート及び独自調査を行っている。今回、第14版発行に当たり、5月07月にかけて調査を実施した。
調査結果によると、この1年間で、ドラッグストアの新店は714店、閉店・業態転換などは218店で、496店の純増となった。企業数は、昨年は前年比12社減と大きく減らしたが、今年は4社減の278社と微減にとどまった。HCIではその要因について「合併ではなく持ち株会社制により、企業を存続しながら連合するグループが増えたことや、FC加盟により新たにドラッグストア経営に参入する企業が増えたこと」を挙げている。
このほか、売り場面積は173万4394坪で、8・1%の増加、また坪当たり年商高は194・0万円で、0・7%の減少。店舗数の伸長率を売上高の伸長率が上回り、売上高の伸長率を売り場面積の伸長率が上回っていることから、店舗の大型化と坪当たり年商高の低下傾向がうかがえる結果となった。
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