◆遠隔授業の広がりが教育のあり方を変えるかもしれない――。そんな話を講演で聞いた。例えば、教え方が上手な教員の授業を複数の高校にオンデマンド配信できれば、他の教員は授業をこなすだけの教育から解放され、学生個人に向き合える時間が増えるという
◆「どう生きていけばいいのか」と、答えのない疑問を抱く若者は少なくないだろう。その問いに寄り添うことが未来の教育者の役割かもしれない
◆ある薬局薬剤師は「理由なく薬学部に進学した人が周囲に多かった」と言う。キャリア相談などに関わる中、「副業をする薬剤師の増加は学生時代に向き合えなかった自分という人間を見つめ直したいからではないか」と見立てる
◆「本当の自分」を探し続けてしまうのは、存在理由や使命が見つかれば充実した毎日を送れそうな気がするからだ。目を背けて過ごしていても、心にしこりとして残り続けていつか向き合わざるを得なくなる。画一的な問題解決はできないが、教育の過程で正面から向き合う機会があっていいと思う。
教育者の役割
2020年08月28日 (金)
‐AD‐
この記事と同じカテゴリーの新着記事
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
寄稿