日本製薬工業協会は17日に常任理事会を開催し、専務理事に前厚生労働省大臣官房審議官(医薬担当)の森和彦氏を内定した。同日開催した総会後の記者会見で発表した。10月1日付で就任する。
森氏は、1983年4月に旧厚生省に入省後、医薬品医療機器総合機構(PMDA)新薬審査第一部長、厚労省医薬食品局安全対策課長、審査管理課長などを経て、2015年10月から薬系技官トップの大臣官房審議官を4年以上にわたり務め、昨年の医薬品医療機器等法改正に尽力した。
また、行政に長年携わった経験に加え、神戸市の先端医療振興財団クラスター推進センター統括監として研究開発の現場に近い業務経験もあることから、専務理事に最適と判断し、抜擢された。