参天製薬は16日、医療用点眼薬の開発や販売を手がける米アイバンスファーマシューティカルの全株式を約236億円で買収し、完全子会社化した。グローバル展開を進める同社にとって課題だった米国市場での事業基盤確立に、アイバンスのリソースを活用する。
アイバンスが販売している5剤の点眼剤を手中に収めると共に、開発品も手中に収めた。販売中の点眼剤は「ZERVIATE」(抗アレルギー性結膜炎薬)、「FRESHKOTE」(ドライアイ治療の人工涙液)、「FLAREX」(炎症性疾患を治療するコルチコステロイド)、「TOBRADEXST」(抗細菌性抗炎症薬)、「NATACYN」(抗真菌薬)の5剤。開示可能な開発品は「TOBRASONE」(抗菌・抗炎症剤)の1剤で、2021年の上市を予定する。
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