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社員が納得する仕組みを

2008年10月03日 (金)

◆外国産食品の農薬、カビ混入といったニュースが相次いでいる。国内でも、中国や台湾産のウナギを国内産と偽って販売したり、肉や海産物の産地を偽り販売するなど、まさに偽装のオンパレードだ。こうした産地偽装が「不正競争防止法違反罪」というのには、今一つピンとこない無季言子ではある
◆1996年に封切られた「スーパーの女」という映画をご存じだろうか。伊丹十三監督・脚本による作品で、宮本信子が演じる主婦が、不振のスーパーマーケットの立て直しに奮闘するというストーリー。幼なじみのスーパー経営者を津川雅彦が演じている
◆この映画の中では、なぜか店員が自分の勤める店で物を買わない。その理由は、食品の日付改ざんや産地偽装が恒常的に行われていたからだ。今でこそ食品の偽装発覚が相次いでいるが、同映画はまさに時代を先取りしていたといえる
◆店(企業)の信用、安全・安心は、まず身内(社員)が納得してくれる仕組み作りが最も重要ということを、この映画は示唆している。全社員の信頼を確保し、法令を遵守するという、企業トップの指導性と責任も、改めて考えさせられる。



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