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自由な発想で

2020年10月14日 (水)

◆日本薬剤師会学術大会のポスター発表で「夢の薬」について中学生にアンケート調査を実施した結果が掲載されていた。「頭がよくなる薬」「どんな病気でも治せる薬」などの回答が多かった
◆夢の薬と言えば、以前、生命環境科学研究科の大学教授から「学生には発想をジャンプさせて研究テーマを選んでほしい」との声を聞いた。物理学の知見をいち早く癌治療に応用した事例を挙げ、学問の枠にとらわれず自由に研究してほしいと訴えていた
◆大人になると夢だけでは物事は成り立たない。その教授自身も民主党政権の事業仕分けで研究費がなくなりそうになったり、大学の周辺住民から研究棟新築への反対運動を受けるなど、真理探究以外の利害関係の調整に苦労したようだ
◆振り返ると、学生の頃は社会通念に縛られない自由な発想で夢を語っていた。社会に出ると無難だけれども響かない行動を取りがちになる。目の前の現実への対応で手いっぱいだが、それだけでは生きづらい。生きていくためには夢やロマンが必要だ。



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