富士フイルム富山化学は16日、抗インフルエンザウイルス薬「アビガン錠」(一般名:ファビピラビル)について、新型コロナウイルス感染症の効能・効果などを追加する一部変更承認申請を行ったと発表した。アビガンをめぐっては、早期承認を探る動きもあったが、ようやく正式な治験を経て承認申請に漕ぎ着けた格好だ。
アビガンは、新型・再興型インフルエンザの流行時に他の抗インフルエンザウイルス薬が効かない場合、使用が検討される備蓄用の医薬品として承認されており、実際の使用は想定されていなかった。
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