第一三共は、癌免疫療法剤である抗GARPモノクロナール抗体「DS-1055」について、切除不能な固形癌患者を対象とした日米第I相試験を開始したと発表した。これまでGARPを標的とした癌治療薬は承認されておらず、同社は頭頸部癌や胃癌、食道癌などの適応取得を視野に入れている。
DS-1055は、免疫反応を抑制する活性型制御性T細胞に多く発現するGARPを標的とした免疫療法剤。活性型制御性T細胞を減少させることで、免疫反応を高める効果があるとされている。
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