九州保健福祉大学薬学部臨床薬学シミュレーション研究室(徳永仁教授)は、薬学生が実務実習で学ぶことが求められている代表的な8疾患について、患者ロボットを使用して病態や薬物療法の効果などを再現した動画を制作した。同研究室のウェブサイトを介してユーチューブで公開している。動画教材を、薬学生の学内実習や反復学習、薬剤師のスキルアップなどに活用してもらいたい考えだ。
8疾患9症例について1本当たり4分前後の動画を制作した。慢性骨髄性白血病、本態性高血圧症、高血糖、低血糖、うっ血性心不全、脳内出血、てんかん、アナフィラキシーショック、尿路感染症の症例モデルを設定。様々なバイタルサインを表現できる患者ロボットで各疾患の病態を再現し、インストラクターが患者ロボットで聴診音を確認する場面や、薬剤投与時のバイタルモニター画面の数値変化などを動画で表している。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。