米ファイザーは9日(現地時間)、独バイオNテックと共同開発中の新型コロナウイルス感染症予防ワクチン「BNT162b2」について、独立データモニタリング委員会が実施した国際共同第III相試験の最初の有効性解析で90%以上の予防効果が見られたと発表した。同試験に参加した被験者4万人以上のうち、94人が新型コロナウイルスに感染した時点で評価したもので、ワクチンの安全性に関する懸念は示されなかった。この結果を受け、同社は今月下旬にも米国食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請する考えだ。
同ワクチンの第III相試験は7月にスタートし、これまでに4万3538人の被験者が登録され、そのうち3万8955人が2回目の投与を受けている。
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