英アストラゼネカは23日(現地時間)、英オックスフォード大学と共同開発中の新型コロナウイルス感染症ワクチン候補「AZD1222」について、独立データ安全性監視委員会が実施した英国とブラジルでの臨床試験の中間解析で、平均70%の予防効果を示したと発表した。安全性に関して重篤な副反応も見られなかったとしている。この結果を受け、同社は、世界各国の規制当局に対して早期承認申請を行うための準備を進める。
今回、英国とブラジルで実施された臨床試験について中間解析が行われた。これら試験の対象となった1万1636例のうち、新型コロナウイルス感染症を発症した131例について中間解析を行った結果、一つの投与レジメンでは半量投与し、少なくとも1カ月間隔で全量投与して90%の予防効果が示された。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。