あすか製薬とそーせいは22日、緊急避妊薬「SOH-075」の独占販売権に関する基本合意書を締結したと発表した。
SOH-075は、そーせいが仏ラボラトワール・エイチアールエー・ファルマ(HRA社)から導入した黄体ホルモン系避妊薬。望まない妊娠が危惧された場合、緊急的に性交後72時間以内に服用することで、避妊効果が期待できる。既に国内では、第III相試験結果の解析を終了し、2009年上期の承認申請が予定されている。
今回の契約締結により、そーせいはあすか製薬から総額3億円の契約一時金・マイルストーンとロイヤリティを受け取る。また、「SOH-075」の製造販売承認申請はそーせいが担当し、販売と市販後調査はあすか製薬が担当することになる。
産婦人科領域の強化を進めるあすか製薬は、ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤「ゴナトロピン5000」の効能追加、更年期障害治療薬「メノエイドコンビパッチ」の承認に続いて、緊急避妊薬「SOH-075」を導入することで、不妊・避妊領域と更年期領域の製品ラインナップを充実させたい考え。スペシャリティーファーマとしての展開に向け、さらに経営資源を投下していく方針だ。
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