塩野義製薬は16日、新型コロナウイルス感染症の予防を目指したワクチン「S-268019」の国内第I/II相試験を開始したと発表した。来年2月末以降に結果の速報値を取得できる見込みで、それを踏まえて第III相試験等の実施を具体化させる計画だ。
第I/II相試験は、200人以上の日本人成人を対象に、無作為化プラセボ対照二重盲検比較試験として実施する。少人数を対象に安全性や忍容性を確認する第I相試験を経て、第II相試験ではワクチンを3週間間隔で2回接種した際の中和抗体産生など、免疫応答の程度を評価する。
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