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地球規模の社会的責任(GSR)

2008年10月27日 (月)

◆「グローバル」。何の違和感もなく日常的に多用しているこの言葉だが、日本語で表現すれば「地球規模」といったところだろう。ヒト、モノ、カネが国家の垣根を越えて行き交う、まさにフラット化する世界にあって国内の製薬企業も例外なくグローバル化の荒波にさらされている
◆特に現在、国内製薬大手から準大手まで、口を揃えてグローバル化の大合唱である。革新的新薬で世界市場に打って出なければ生き残れないという認識は十分理解できるし、これは1990年代から指摘されてきた課題でもあった
◆ただ、物足りないのは、グローバル展開を目指す製薬企業として、世界の患者にどのような責任を果たしていくかという明確なメッセージが足りないことだ。最近になって地球規模の社会的責任(GSR)という概念が提唱され始めた
◆地球規模で見れば、まだ途上国を中心に感染症の蔓延などへの対応が急務とされている。その意味で医薬品の安価な提供など製薬企業が貢献できる分野は多い。グローバル化を目指す企業だからこそ、グローバルな問題に対処するために率先した行動をアピールしてもらいたい。



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