◆新エネルギー・産業総合技術開発機構が、2007年度から実施している「基礎研究から臨床研究への橋渡し促進技術開発」事業の中で、「マイクロドーズ(MD)臨床試験を活用した革新的創薬技術の開発」(プロジェクトリーダー:杉山雄一東京大学大学院薬学研究科教授)を実施することが決まった
◆MD試験は、通常の臨床試験を開始する前に、臨床投与量の100の1以下の新薬候補物質をヒトに投与し、体内動態を把握することにより、事前に候補化合物をふるいにかける方法
◆同プロジェクトでは、既存の薬物を対象にMD試験を実施し、薬物の吸収性や体内動態、PETによる組織内移行をヒトで計測し、臨床用量での生体内薬物動態と比較する。武田薬品、アステラス製薬、第一三共といった大手製薬企業が協力し、医薬品開発支援機構が中心となり、技術開発を進めていく
◆これまでも、臨床で使用されている薬剤を活用し、MD試験の結果と、臨床用量での薬物動態を比較する研究が進められてきた。同プロジェクトの結果が、日本でのMD試験を活用した創薬研究を評価する上での指標となりそうだ。
MD試験でプロジェクト
2008年10月29日 (水)
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