佐藤製薬は、つらい咳、痰、喘息の症状を改善する第1類医薬品の鎮咳去痰薬「ミルコデ錠A」を20日に新発売した。テオフィリンを配合し、1日2錠で効果を発揮する。同社は、専門性の高いミルコデ錠Aを提供することにより、他社との差別化を図っていく考えだ。
ミルコデ錠Aは、痰のからむ咳や、呼吸のたびに“ゼーゼー、ヒューヒュー”と音をたてるような喘息性の咳で困っている人に、推奨できる製品として開発した。テオフィリンをOTC医薬品として最大量の300mgと、dL‐メチルエフェドリン塩酸塩を配合することにより、収縮した気管支を広げて気道を確保し、痰を出しやすくする。さらに、痰を薄めて出しやすくするキキョウ、カンゾウ、セネガという3種類の生薬も配合した。
サトウの鎮咳去痰薬には、塩酸ブロムヘキシンとL‐カルボシステインを配合した痰が気になる人向けの「ストナ去たんカプセル」、リン酸ジヒドロコデインを配合し、かぜの咳に効く「トニン咳止錠・液」がある。今回、胸が圧迫されるように息苦しく、呼吸がしにくい症状に効果を表すミルコデ錠Aを加えることで、顧客ニーズに合わせたラインナップとターゲット層の拡充を図っていく。
税込み価格は、24錠入り1029円。48錠入り1785円。