オンコリスバイオファーマの浦田泰生社長は、本紙の取材に対し、昨年12月に医療機器メーカーの朝日インテックと資本提携したことについて、「(癌ウイルス療法薬の)テロメライシンを開発して終わりではなく、上市後のことも考えて提携した」と説明。調達した約2億円の資金は「今後のテロメライシンの上市に向けた製法開発に充てる」との考えを示し、第2世代~第3世代のテロメライシンや新型コロナウイルス感染症治療薬の開発に意欲を示した。
同社が手がける腫瘍溶解ウイルスを食道癌の患部に投与する場合、一定量以上を複数箇所に投与する技術が求められる。また、投与時に使うカテーテル内に薬剤が残ってしまい、残った薬剤を破棄しなければいけない課題もあった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。