腎移植拒絶反応抑制で日本初の小児用製剤 ノバルティスファーマ

2008年11月10日 (月)

 ノバルティスファーマは、急性拒絶反応抑制薬「シムレクト小児用静注用10mg」(一般名:バシリキシマブ・遺伝子組み換え)を新発売した。

 腎移植後の急性拒絶反応の抑制を効能・効果とする「シムレクト注射用20mg」の小児用製剤で、腎移植後に併用するステロイド剤の減量・離脱が期待でき、問題となるステロイド剤による成長障害を軽減できる可能性が指摘されている。

 用法・用量は、幼児・小児にはバシリキシマブ(遺伝子組み換え)として、20mgを総用量とし、10mgずつ2回に分けて、静脈内に注射する。初回投与は、移植術前2時間以内に、2回目の投与は移植術4日後に行う。

 初年度の売上高は1240万円、ピーク時の10年目には2570万円を見込んでいる。薬価は1バイアル19万4379円。



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