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【宮城県薬】災害時の多職種連携が教訓‐薬剤師会単体支援に限界

2021年03月10日 (水)

東日本大震災10年‐薬剤師に何ができるか

 東日本大震災から10年が経過し、薬剤師による災害時の救援活動は大きく変容した。各地で災害対策の計画が立てられ、医薬品供給車両のモバイルファーマシーが広がり、災害薬事コーディネーターなど災害に対応した薬剤師の育成も進められている。東日本大震災10年を機に、被災県などの取り組みをシリーズ形式で検証し、災害時での薬剤師が果たすべき役割や地域貢献を考えていく。

必要な連帯した救護活動

 2011年3月11日の東日本大震災で、宮城県内の薬局は多くの被害に見舞われた。震災直後は電気や水道が止まり、電話が通じないなどインフラが寸断された状態だった。


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