東日本大震災10年‐薬剤師に何ができるか
東日本大震災から10年が経過し、薬剤師による災害時の救援活動は大きく変容した。各地で災害対策の計画が立てられ、医薬品供給車両のモバイルファーマシーが広がり、災害薬事コーディネーターなど災害に対応した薬剤師の育成も進められている。東日本大震災10年を機に、被災県などの取り組みをシリーズ形式で検証し、災害時での薬剤師が果たすべき役割や地域貢献を考えていく。
必要な連帯した救護活動
2011年3月11日の東日本大震災で、宮城県内の薬局は多くの被害に見舞われた。震災直後は電気や水道が止まり、電話が通じないなどインフラが寸断された状態だった。
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