武田薬品は11日、電話会議で行った事業説明会で、主要な5疾患領域のグローバル14製品をドライバーに二桁成長し、2030年度までに新興国の売上高1兆円を目指す方針を明らかにした。25年までに希少疾患領域の36製品以上を投入するほか、中国市場では20%の高成長を計画。ブラジルやインドなどにデング熱ワクチンも投入し、19年度比倍増となる1兆円を達成したい考えだ。
グロース&エマージングマーケッツ(GEM)ビジネスユニットプレジデントのリカルド・マレック氏は、武田の新興国戦略について、シャイアー買収以降、主要な事業領域を血漿分画製剤、希少疾患、消化器系疾患、オンコロジー、ニューロサイエンスに焦点を当てる一方、それに合わせた約20億ドルのノンコア事業の売却を進めてきたことを説明した。
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