厚生労働省は24日、第106回薬剤師国家試験の結果を発表した。受験者数1万4031人のうち合格者は9634人と前回より324人下回った。合格率は0.92ポイント減の68.66%、合格ラインは前回より4点高い430点と同様の水準だった。新型コロナウイルスの感染拡大で実施された異例の国試となったが、試験結果には大きな影響は見られず、厚労省は「一定数の人が合格できる例年並みの難易度であり、適切に試験が実施された」としている。
6年制新卒者の合格者は7452人で合格率は85.55%、6年制既卒は2079人で41.29%だった。新卒者は前回の84.78%から0.77ポイント上昇した一方、既卒者は1.38ポイント低下した。
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