厚生労働省は、患者が加入している公的医療保険の資格を確認でき、マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにする「オンライン資格確認等システム」の本格運用開始時期を当初の今月末から長ければ半年程度延期する。26日の社会保障審議会医療保険部会で了承された。今月初めから動作確認を目的としたプレ運用を開始していたが、医療機関・薬局の導入準備が進まず、システムの不具合も確認されたため。遅くとも薬剤情報の閲覧開始を予定している10月までに本格運用を開始したい考えだ。
オンライン資格確認等システムは、医療機関・薬局でのカードリーダー申し込み数が約10万3000機関と約45%を占め、薬局では4万軒と約67%が申し込みを行っている。
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