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医薬品販売に絡む「不審なクレーム」に注意

2008年11月27日 (木)

 日本薬剤師会は、「処方せん医薬品以外の医薬品」を店頭販売した後、不審なクレームがあり、一部金品要求に発展している事例が発生していることから、注意を呼びかけている。

 北海道薬剤師会から情報が提供されたもので、10月25日以降、2件連続して発生した。メフェナム酸を「処方せん以外の医薬品」として販売したが、購入した女性が「旅行中で時間がない」と、薬の副作用について詳細な服薬指導や情報提供を受けられない状況で発生した健康被害に、クレームをつけるのが手口。

 「妊婦が服用してはいけない薬に対する情報提供がなかった」と、電話でクレームを展開。クレーム相手の連絡先が明確でなく、電話口で男女が入れ替わって話をするのが特徴だ。同様の事例は、北海道ばかりでなく、埼玉県や千葉県でも発生しているという。

 厚生労働省は、「処方せん医薬品以外の医薬品」も処方せんに基づく薬剤交付が原則で、やむを得ず販売する場合は、▽数量の限定▽調剤室での保管・分割▽販売記録の作成▽薬歴管理の実施▽薬局おける薬剤師の対面販売””を遵守し、「服薬指導の実施」「添付文書の添付等」を留意することが必要と通知している。

 日薬では、同様の手口が全国的に発生する可能性があることから、類似した問い合わせには慎重に対応するよう、各都道府県薬剤師会を通じて注意喚起した。また、類似の事例が発生した際には、日薬中央薬事情報センターまで知らせることを求めている。



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