◆最近1カ月で、医師と薬剤師計4人へのインタビュー取材を立て続けに行い、気づいたことがある。ICレコーダーで録音したデータを、まずはそのまま文字に起こすのだが、人によって起こした文字数が相当異なるのだ
◆インタビューに費やす時間はどの人でも1時間半ほどで大差はない。それなのに、A氏が文字にして約2万字を話したのに対し、B氏は約1万1000字にとどまった。耳で聞いてるだけではそれほどの違いは感じないが、A氏はB氏の約2倍の速さで話していることになる
◆とはいえ、早口だから話が分かりにくい、というわけではない。主語や名詞を省略しすぎたり、主張が首尾一貫していなかったり、話が前後したりするのは、話す速さとは相関しないことが、経験的に感じられるからだ。むしろ、話すことに慣れたおしゃべりの方が、論理的な場合もある
◆ゆっくり話すにもかかわらず論理性に欠く無季言子のように、話法に自信がない人は、一度、自分の話言葉を文字に起こしてみるといいだろう。自分の話し方のどこに問題があるのか、よく理解できると思う。
話法に自信がない人は
2008年12月17日 (水)
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