TOP > 無季言 ∨ 

話法に自信がない人は

2008年12月17日 (水)

◆最近1カ月で、医師と薬剤師計4人へのインタビュー取材を立て続けに行い、気づいたことがある。ICレコーダーで録音したデータを、まずはそのまま文字に起こすのだが、人によって起こした文字数が相当異なるのだ
◆インタビューに費やす時間はどの人でも1時間半ほどで大差はない。それなのに、A氏が文字にして約2万字を話したのに対し、B氏は約1万1000字にとどまった。耳で聞いてるだけではそれほどの違いは感じないが、A氏はB氏の約2倍の速さで話していることになる
◆とはいえ、早口だから話が分かりにくい、というわけではない。主語や名詞を省略しすぎたり、主張が首尾一貫していなかったり、話が前後したりするのは、話す速さとは相関しないことが、経験的に感じられるからだ。むしろ、話すことに慣れたおしゃべりの方が、論理的な場合もある
◆ゆっくり話すにもかかわらず論理性に欠く無季言子のように、話法に自信がない人は、一度、自分の話言葉を文字に起こしてみるといいだろう。自分の話し方のどこに問題があるのか、よく理解できると思う。



‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術