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病院薬剤師の職能拡大は

2008年12月15日 (月)

◆医師不足により、医師の仕事量を少しでも減らそうと、コメディカルによるスキルミックスが検討される中、病院薬剤師の職能拡大の気運が盛り上がってきている
◆その一方、薬局薬剤師も職能確立が言われてきているが、全体的な取り組みとなると勉強不足かもしれないがなかなか目に止まるものがない
◆ある地区薬剤師会では、大学病院薬剤部と保険薬局が「お薬手帳」による連携を試みた。「お薬手帳」を利用し、退院患者の薬物療法の安全性やアドヒアランスを高め、服薬指導の質向上を図ることが目的だ。疾患名や検査値などを記入できる専用シートをつくり、手帳に貼れるようにした
◆これは既に終了しているが、アンケートから薬薬連携をさらに進めるためには、患者の啓発や病院薬剤部・医師・病院スタッフとの協力、保険薬局の積極性が必要なことが挙げられた
◆ただ、こうした試みは継続が難しいという。その理由としては、病院薬剤部は研究として取り組んでいることから、事業が終わると外来通院患者に無関心になるからだ。薬局薬剤師の業務確立には病院の協力が不可欠となる例だ。



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