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【ジェネリック医薬品処方】「尋ねられたら説明」が半数以上占める‐沢井製薬が意識調査

2008年12月16日 (火)

 沢井製薬は、ジェネリック医薬品(GE薬)の処方・調剤環境について薬剤師300人、患者400人を対象に意識調査を実施した。それによると、GE薬の処方・調剤を依頼する患者が増加する一方、半数以上の薬剤師は「尋ねられたら説明する」と、消極的な姿勢が目立った。

 調査は10月16、17の2日間、インターネットで実施。患者については、過去3カ月以内に処方・調剤を受けたケースが対象とされた。

 その結果、GE薬へ変更可能な処方せんを応需した際の薬剤師の対応では、「常に説明している」は14・3%にとどまり、「患者さんから尋ねられたら説明をしている」が51%と半数以上を占めた。

 また、過去1カ月に応需した処方せんで、「後発医薬品への変更不可」欄に医師のサインがない処方せんの割合は50・1%。うちGE薬に変更されたのは20・6%で、全処方せんにおける変更率は10・5%だった。

 現在、採用しているGE薬に満足としたのは、「品質」「効果・効能」が約6割、「供給体制」が約5割という結果で、「情報提供体制」については7割近くが“不満足”と回答した。

 また、93・7%の病院・診療所、保険薬局がGE薬を採用していたが、「活用を進めている」としたのは病院・診療所で44・0%、保険薬局では18・3%と低かった。逆に、「活用していない」と回答した病院・診療所は38・1%と4割近くを占め、保険薬局は「患者の判断に委ねる」が68・0%と多かった。

 一方、GE薬を短期間試すことができる「分割調剤」については、患者に「全く知られていない」と感じているケースが64・7%と3分の2を占め、全体の80・0%がここ1カ月で分割調剤を「行っていない」と答えた。分割調剤を「よく・たまに」に行ったのは6%に過ぎなかった。

 GE薬のメリットとして、▽患者個人の自己負担の軽減につながる▽国全体の医療費削減につながる▽新薬と同じ主成分・同等の効き目””などがあることは、9割以上の薬剤師が知っていた。しかし、▽国の方針として2012年までに数量ベースシェアを30%まで引き上げることを目標▽生物学的同等性試験の判定法は90%信頼区間による方法で、欧米で一般的に容認されている▽WHOが使用促進を提唱””などについての認知率は5割程度だった。

 今後、GE薬が普及するためには、GE薬メーカーが▽安定供給できる体制を整える▽情報提供を充実させる▽高品質な製品の開発製造に取り組む””を求めているほか、▽国がGE薬の品質を保証する▽在庫問題などを解決するため、薬局の地域連携体制を整備する▽GE薬に切り替えても利益を確保できる薬価制度の導入‐‐などについて、50%以上の薬剤師が必要とた。

患者の90%超がGE薬処方・調剤を希望

 一方、患者の意識では、GE薬を「処方・調剤してほしい」は92・8%(2008年5月の前回調査では91・6%)で、GE薬の認知率も97・0%(94・7%)と高い水準にあった。実際に医師や薬剤師に対し、GE薬の処方・調剤を依頼した経験がある患者は20・5%(13・2%)に、GE薬を処方・調剤された経験のある患者も26・3%(18・0%)と増加した。

 医師や薬剤師にGE薬を依頼しない理由としては、▽頼むタイミングが分からない▽頼み方が分からない””がぞれぞれ約4割。「医師や薬剤師に意見するのは気がひける」との意見も全世代で約3割、特に男性の60代と女性の50代は4割を超える結果となった。 薬剤師のGE薬説明については、「説明を受けた」が14・8%と、前回(11・1%)に比べ若干増えたものの、大きな進展はなかった。

 GE薬の認知経路としては、「テレビ」89・2%(85・3%)や「新聞」43・6%(44・0%)が高く、「病院・薬局ポスター」を介しての認知も33・5%(26・3%)に上昇した。GE薬を知っている人のうち、GE薬について調べたことのある人は27・1%(26・8%)で、処方せん変更認知者で調べたことがある人は5割と高かった。手段は、9割以上がインターネットで、医師や薬剤師に聞く、病院パンフレットがそれぞれ約2割だった。

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