日本製薬団体連合会保険薬価研究委員会は10日に総会を開き、委員長に赤名正臣氏(エーザイ常務執行役チーフガバメントリレーションズオフィサー)を再任した。任期は2年。赤名氏は同日、オンライン上で開いた記者会見で、2022年度薬価制度改革に言及。「イノベーション推進と医薬品の安定供給の二つを重視した薬価制度の実現に向け、関係団体などと緊密な連携を図りながら取り組み、全力で委員長の職務を全うしたい」と語った。
赤名氏は、22年度薬価制度改革の議論において、中間年改定のあり方、イノベーションの適切な評価、基礎的医薬品等の課題が挙げられていると指摘。中間年改定については「薬価と実勢価の乖離が著しく大きい品目について薬価の補正を行うという基本認識のもと、薬価改定ルールのあり方を含めた検討を行っていきたい」との考えを示した。
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