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立地の不利を覆すには

2021年06月18日 (金)

◆先日、体調不良で患者として病院を受診した時のこと。処方薬を受け取るため、病院の隣の薬局に向かった。患者が途切れなく訪れ、待ち合いは満杯だった
◆薬局からの帰り道、その店の角を曲がると、昔ながらの町の薬局の存在に気付いた。来る途中にも見かけたが、すっかり存在を忘れていた。そこに待ち合いの患者はゼロ。こんな風に、わずかな距離の差で競合店に敗れる薬局は少なくないのではないか
◆立地条件の不利をどう逆転すればいいのか。以前、取材先のある個人薬局の薬剤師から対抗策を聞いた。その薬局は店舗併設のコミュニティスペースを住民や患者に開放。薬の受け渡しにプラスアルファして価値を提供している。会話や交流を求めて足を伸ばす人が少なくないという
◆薬をただ渡すだけなら、薬局の立地で選ばれてしまう。立地の不利を覆すためには、プラスアルファの価値を患者に分かるように提供する必要がある。本質を捉えたサービスを提供することによって、薬局の選定基準を「立地」から「機能」に変えられるはずだ。



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