病院薬剤部における非薬剤師の活用が注目を集める中、薬剤助手を採用している病院の割合は約8割に達することが、日本病院薬剤師会学術第5小委員会が実施した実態調査で明らかになった。一方、非薬剤師に調剤業務を実施させる場合に必要な要件として、厚生労働省が求めている業務手順書を整備していた施設は約5割、研修を実施していた施設は約3割にとどまり、薬剤助手の本格活用に向けた体制整備はまだ十分ではないことが分かった。こうした現状を受け学術第5小委員会は今後、研修モデルや研修マニュアル案の作成に取り組む計画だ。
調査は、日病薬の会員施設を対象に昨年12月から今年1月末に実施。307施設から有効回答があり、施設の種別は一般病院181施設、特定機能病院20施設、療養型病院21施設、精神科病院24施設、その他の病院61施設だった。
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