厚生労働省医政局の2022年度予算概算要求は、前年度比5.5%増の2362億2400万円を計上した。新たな成長推進枠として267億7300万円を充てており、新型コロナウイルス感染症対応で医薬品安定供給支援事業に10億円を新たに盛り込み、クリニカルイノベーション・ネットワーク(CIN)構想の推進には37億円と増額を要求した。
新型コロナウイルス感染症への対応を踏まえ、医療現場で汎用され、必要不可欠な医薬品が感染症パンデミック発生時や製造・輸出停止時に安定的に確保されるよう国内製造所の整備を推進すると明記。新規事業として医薬品安定供給支援事業に10億0500万円を計上した。抗菌薬など国外依存度の高い原薬・原料等について国内製造所の新設や設備更新、備蓄の積み増しなどを支援し、国内における医薬品の安定供給体制を強化する。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。