◆国産の新型コロナウイルス感染症ワクチンの治験に参加を希望する人が約8割に上ったことが、3Hクリニカルトライアルによる意識調査で判明した。国民に広く国産ワクチンの必要性が実感されているようで、かなりの協力姿勢がうかがえた
◆新型コロナの世界的なパンデミック後、劇的な早さでワクチン開発が行われたが、ファイザーやモデルナ、アストラゼネカと全て海外製だったことに加え、強い副反応がより国産に安心感を求める傾向を加速させたのではないか
◆新型コロナの経口治療薬としてアビガンとイベルメクチンが注目され、エビデンスがないにも関わらず「なぜ使えないのか」との声が高まったのも、「国産」に安心感を求めたい気持ちの裏返しだったのかもしれない
◆もちろん国家危機管理の観点からも国産ワクチン、治療薬の確保は喫緊の課題だが、治験で客観的な有効性と安全性が確保されたものでなければならない。治験参加がその理解への一助となるとすれば、参加希望者の多さは前向きに捉えられるデータと言える。
国産コロナワクチンに期待感
2021年10月01日 (金)
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