◆新政権の発足から100日間はマスコミが批判的論調を控えて動向を見守る習慣をハネムーン期間という。岸田内閣の始動から1週間経つが、まだ抑制的な報道が多い。ただ、新型コロナウイルスの第6波が到来した場合、堰を切ったように厳しい指摘が相次ぐことは想像に難くない
◆岸田首相は人の話を聞くことをPRしており、耳に痛いことを傾聴することも重要なのだが、トップには迅速な判断が求められる。昨年の感染の波を見れば、備えに使える時間は多くない
◆所信表明ではコロナに対する経口治療薬の実用化に注力する方針などを示した。様々な評価があるが、前政権がワクチン、治療薬の確保と接種を前進させたのは事実。この流れを止めることなく国産ワクチン等の実現に向けた支援を加速してほしい
◆医薬品分野ではコロナ対応だけでなく、HPVワクチンの積極的勧奨再開や緊急避妊薬のOTC化など、判断が迫られている重要課題が山積している。先送りしないで、関係者が納得できる何らかの方向性を示せる手腕を見せてほしい。
岸田内閣が始動
2021年10月13日 (水)
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