米国研究製薬工業協会(PhRMA)のジェームス・フェリシアーノ在日執行委員会委員長は10月28日、オンライン上で記者会見し、日本の医療用医薬品市場の成長を度重なる薬価引き下げが阻害していると強調。議論が進んでいる2022年度薬価制度改革において、効能追加の評価、市場拡大再算定の見直し、中間年改定の再考の3点を実現するよう要求した。
フェリシアーノ氏は、9月に公表された厚生労働省の「医薬品産業ビジョン」について、「ビジョンを実現するため、国内外の製薬企業が競って新薬開発を行うような活力ある市場形成が必要で、日本市場が世界の企業の投資を惹きつける国際競争力を持っていることが不可欠」との見解を示し、開発の成功に見合った対価を回収できる創薬エコシステムの重要性を強調した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。