中央社会保険医療協議会の診療側、支払側委員は3日の総会に、医療経済実態調査(実調)の結果に対する見解を示した。保険薬局について診療側は「新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を大きく受け、個人立・法人立ともに保険調剤に係る収益が減少し、損益差額は悪化している」と主張。支払側は「全体的な収益は悪化傾向だが黒字を確保している。法人については同一グループの店舗数が多い薬局ほど損益差額率が高く、同一グループ20店舗以上の保険薬局は9.5%の黒字であった」とし、大規模薬局の高収益構造を指摘した。
診療側は、保険薬局の収支状況について、個人立は収益が大幅に減少し、損益差額が約2割縮小したほか、法人立も収益が減少し、給与費が概ね横ばいまたはわずかに増加した結果、コロナ関連補助金を含めても同程度の水準への回復か若干減少したと指摘。
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