末松信介文部科学相は16日の参議院予算委員会で、沖縄県での薬学部新設について、「公立の名桜大学で薬学部新設の調査研究を実施していると承知している。文科省として調査研究に協力すると共に、沖縄県下の大学から相談があった際には、丁寧に助言し、積極的な支援を行っていきたい」との意向を示した。藤井基之議員(自民党)の質問に対する答弁。
沖縄県の人口10万人当たりの薬剤師数は全国で最下位と少ない。2018年には、県内の薬剤師会や医師会、歯科医師会、看護協会が薬学部新設を求める約10万筆の署名を県に提出。県知事も実現を公約に掲げるなど、薬学部新設に向けた動きが進んでいる。設置大学の候補としては、国立琉球大学と公立の名桜大学の名前が挙がっている。
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