◆新潟薬科大学が2023年度に薬学部薬学科の入学定員数を50人削減すると共に、医療系の新学部を設置する組織改革案を発表した。定員数を満たせない状態が続き、大きな方針転換を決めた
◆入学定員数の削減はいくつかの薬大でも動きがあり、今後この流れが加速するのは間違いない。最近新設された私立薬学部の定員充足率も低調で、まさに危惧されていた状況が現実になったと言える
◆一方で、沖縄県での薬学部新設について、末松信介文部科学相は国会で「相談があった場合は積極的な支援を行っていきたい」と前向きな発言をした。ここで重要なのは候補が国公立であるということだ。最近新設の公立薬学部を見ても、山陽小野田市立山口東京理科大、和歌山県立医科大学と他の公立と遜色ない難易度を保ち、倍率も悪くない
◆ある大学関係者も「公立の新設はうまくいくのではないか」との見方を示す。沖縄県の薬学部新設をどう見るか議論があるところだが、質の高い学生と教育を確保できる前提ならば、あり得ない話ではない。
沖縄の薬学部新設、候補は「国公立」
2021年12月22日 (水)
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