厚生科学審議会予防接種基本方針部会と感染症部会の合同会議は17日、風疹に対する抗体を保有していない男性のワクチン接種を促す追加対策を2022年度から3年間延長することを決めた。新型コロナウイルスの影響による受診控えなどにより目標達成が困難となったため。促進策として、風疹定性検査キットの導入などを行う方針。
発熱や発疹等が発現する風疹をめぐっては、18年夏以降に東京都などで罹患者が増加し、30~50代(当時)の男性が多数を占めた。そのため、過去に定期接種の機会がなく、抗体保有率が低い1962~78年度生まれの男性約1610万人を対象に、国は19年度から3年間かけて追加対策を実施。
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