中外製薬の2021年12月期決算(連結)は、主力品と血友病治療薬「ヘムライブラ」の海外向け輸出が大幅に伸長。新型コロナウイルス感染症治療薬「ロナプリーブ」の政府納入も寄与し、大幅な増収増益を達成した。5年連続の過去最高益となり、次期には創業以来初となる売上高1兆円超えを計画する。
売上高は、前期比27.0%増の9998億円と1兆円にわずかに届かなかった。製商品売上高は、主力品の抗PD-L1抗体「テセントリク」、ALK阻害剤「アレセンサ」、抗HER2抗体薬物複合体(ADC)「カドサイラ」が国内で伸長し、特例承認を取得したロナプリーブの政府納入分も774億円を計上。海外でもヘムライブラのロシュ向け輸出が大幅に拡大し、26.8%増の8028億円となった。
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