
契約を締結した両者の代表者ら
塩野義製薬と千葉大学病院は10日、鼻などに噴霧して投与する粘膜ワクチンの共同研究部門を設置すると発表した。呼吸器の粘膜に抗体を誘導して病原体の侵入自体を防ぐ経鼻ワクチンなどの実用化を目指す。4月から取り組みを開始し、2022年度中に新型コロナウイルス感染症を対象に臨床試験を始める計画である。
同病院内に「ヒト粘膜ワクチン学部門」を設置。主に千葉大が基礎研究、塩野義が臨床研究を担う。両者の人材やノウハウを持ち寄り、「次世代経鼻ワクチン開発チーム」を立ち上げる。
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