オーガナイザー
藤川雄太(東薬大生命)
中山淳(大阪市大院理)
本シンポジウムは過去に開催されてきた「留学シンポジウム」の後継である。
過去に開催されたシンポジウムではそれぞれ、創薬および多様性をキーワードとしてアカデミア分野の演者による講演が行われた。
しかしながら、6年制薬学部を卒業し日本の国家試験を受けて薬剤師になる、あるいは企業人として働くというキャリアパスを経ることが一般的である中、海外留学を考える余地がないという薬学生の声も多くある。
そこで本シンポジウムでは、「薬学部生」「博士課程学生」「薬剤師」などそれぞれの立場で海外留学を行った演者を招き、留学に至った経緯、その理由、そして現在に至る取り組みなどを共有してもらう。
さらには、海外を経験した視点から日本の薬学関係者の今後の道筋など感じることを共有してもらう。
これをもって、留学には縁遠いと思っている薬学生や薬学関係者が、進路選択やキャリア形成の一つとしての留学という選択肢を身近に考える機会を提供したい。
(藤川雄太)