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【文科省検討会】薬学系大学院‐6年制と4年制で違いを明確化

2009年3月12日 (木)

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次回の23日にとりまとめ案が提示される

 文部科学省は10日、「薬学系人材養成のあり方に関する検討会」に、薬学系大学院のあり方に関する論点整理(案)を提示した。論点整理では、4年制と6年制で教育研究目的が異なることを踏まえ、大学院についてもその違いを明確にすることが必要と指摘。6年制の大学院では、臨床薬学を中心とした高度・専門的な研究能力を持つ薬剤師の養成に重点を置き、4年制大学院では創薬科学などを中心とした薬学領域における研究者の養成を主たる目的とすることを盛り込んだ。次回の23日にとりまとめ案が提示される。

 論点整理では、6年制学部の大学院は、医療現場での臨床的課題を対象とする研究領域を中心とし、高度な専門性や優れた研究能力を有する薬剤師の養成に重点を置いた、臨床薬学に関する教育研究を行うことを主な目的にした。一方、4年制学部の大学院は、創薬科学を中心とした薬学領域における研究者の養成を主な目的とし、教育目的や内容の違いを明確化した。

 これを基本に、6年制学部の大学院の教育プログラムには、臨床薬学・医療薬学の研究者・教育者、癌領域などの専門薬剤師、治験・臨床開発など、幅広く医療関連分野で活躍できる人材を養成することを想定。大学内での教育研究だけでなく、臨床現場での実践的な活動のほか、専門領域に係る学術的な知識や研究能力を体系的に修得させることが必要とした。

 また、臨床的な課題を中心とした教育内容になることを受け、研究を実践するためのフィールドの確保が必要になるとし、大学関係者が「病院・薬局等医療関連施設との積極的な連携に努める」ことも求めた。

 4年制学部の大学院については、研究者の養成が主な目的となることから、研究者に求められる創薬科学等の研究の遂行に必要な基本知識、技術を体系的に修得させるための教育プログラムが必要ではないかとした。

 教育研究組織のあり方では、教員の研究指導能力の向上を図るため、教員相互の授業参観、学生による授業評価など、教育内容・方法の改善につなげるための体制を整備すべきではないかとした。

 大学院修了者の多様な進路を開拓するため、各大学院に対し、医療現場や医薬品の研究・開発企業などと連携を強化するなど、修了者が活躍できる環境や場の拡大に向けた活動に取り組むことも求めた。

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