大学や研究機関で行われた研究のうち学術分野の進展に貢献し、実用化の可能性のある研究に功績のあった研究者に贈呈される「第54回市村賞 市村学術賞」の功績賞を、岐阜薬科大学薬品化学研究室の佐治木弘尚教授が受賞した。同賞を薬学部の研究者が受賞したのは初めてとなる。
受賞対象となった研究は「重水素標識法の開発と重水素標識機能性物質の実用的合成」。2000年から同研究室でスタートし、21年以上にわたって積み上げられた研究成果で、論文発表にとどまらず、国内外で十数件の特許を取得しているほか、富士フイルム和光純薬の受託合成事業として実用化されている。
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